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新美南吉の作品と出会ったのは、小学校の国語の教科書。 有名な「ごんぎつね」でした。 「ごん、おまえだったのか。いつも栗をくれたのは。」 横たわるごんと、そばにころがる栗。 泥棒と勘違いして火縄銃でごんをうってしまった後に兵十が言ったせりふです。 小学生ながら、ごんと兵十の心のすれちがい、空回りの末のこの結末に、 切なすぎて泣いてしまった覚えがあります。。。 秋になって栗が出回る頃になると毎年このシーンを思い出すのです。 その他の作品も悲しい作品に関わらず、かならず読んでいて泣いちゃいます。 ・・・・・・・ 新美南吉は4歳で母と死別、 その後養子に出されましたがあまり大事にしてもらえなかったようです。 名作「ごんぎつね」を書いたのがなんと17歳のとき。 そして29歳の若さで亡くなっています。 ・・・・・・ 新美南吉の作品は、母が子供に対して、また子が母に対して 愛情がいっぱいあふれているのが手にとってわかるようなものが多いです。 母の愛情を知らずに育った南吉。 人一倍親子の愛情に憧れていて、その理想を作品にしたのかもしれません。 この「てぶくろを買いに」もきつねの親子が出てくる作品です。 雪が降って手が冷たいだろうからと、お母さんのキツネが子どもに手袋を買いに行かせるお話です。 人間にキツネだとばれるとひどい目に合うので、片方の手だけ人間の手に変えたのですが。。。 まちがってキツネの手を出してしまうのです。 しかしお店のおじさんはちゃんと手袋を売ってくれるのでした。 「ね、ちゃんと買えたでしょ!?」 お母さんキツネの子供を心配する気持ち、思う気持ち、 愛情に満ち溢れた表現で描かれたこの作品に、心があったかくなります。 「おぢいさんのランプ」 「狐」 「でんでんむしのかなしみ」 大人になった今読んでも、どれもすばらしい作品です。 いつか自分に子供が生まれたら、絶対読んであげたいなと思います。
by nanairokingyo
| 2010-10-23 04:26
| 本
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